転職に決断前に考える4つのポイント
思っていた会社ではなかった。
嫌気が差した。
もう今の会社に未来はないのではないか。
自分の新たな可能性を見出したい。とにかく現状から抜け出したい。
転職したいと思い出したら“ますます今の会社が嫌になった”という
話をよく聞きます。実際、数回転職を経験している私もそうでした。
今回は、転職を決断する前にまず考えてほしいことについて簡単に説明していきます。
転職したい理由は何か
ネガティブな思考ばかりが表に出て、自分と向き合えていない可能性もあります。
まず、転職を考えたらその理由を自己分析してみましょう。
- 人間関係が嫌だから辞めたい
- 職務内容が自分に合わない
- やりたいことが見つかった
- 給与に納得していない
上記は代表的な転職理由です。
①会社が嫌だから辞めたい
人間関係問題は本当に多く耳にします。
高圧的なパワハラ上司、意地悪な先輩とのやり取りに
心が病んでしまっている人は本当に多く存在しています。
私もうつ病になり、退職した経験者として、気持ちはよくわかります。
その辛さの度合いは、本人にしかわかりませんが、
耐えられないレベルならば無理せず転職しましょう。
ただ、それだけが理由であれば、社内で対応してもらえるかもしれませんので、
改善されるか行動を起こしどうにもならないようであれば転職という選択肢もあります。
具体的には、人事やハラスメント相談窓口を活用することです。
先輩や同僚に愚痴程度の話をするのは一時的な心の安定にはなるかもしれませんが、
根本的な解決にはなりません。
行動を起こすのは勇気が入ります。
ですが、せっかく就職した会社で他に不満がないなら対応を求めてみましょう。
自分ばかりが我慢する必要はありません。
相談する際はただの愚痴にならないように気をつけてください。
②職務内容が合わない
希望する会社に就職できても、希望する職種につけるかは、経営者や人事の判断によります。
職場異動で解決できそうであれば、一度上司や人事に相談してみましょう。
営業の経験を3年経験したら、企画へ異動等、自分が知らないだけでキャリアプランが考えられているかもしれません。
配置転換等は将来に向かってもないということであれば転職を決断で良いと思います。
③やりたいことが見つかった
やりたいことが見つかった場合も、今の会社で実現できるかは考えてみると良いです。
明らかに事業内容が違うのであれば、当然難しいです。
退職理由としても納得をしてもらい易い内容と言えますし
何より働きがいを見つけられることは人生を豊にすることにもつながります。
④給与に納得していない
給与等、待遇に関しても不満の声はよくあがります。
企業によっては年収モデルケースを公開していたり、職級や年齢によって金額が
ある程度わかってしまう、実際本人から話を聞いて知ってしまうこともあります。
全体のバランスもありますから、相当評価されていなければ、給与アップは望めません。
ただし、小規模な会社や、ワンマン企業は経営者のさじ加減で何とでもなる場合もあります。
直接話せる機会があれば、それとなく伝えてみると良いです。
転職に適した時期なのか
転職に適した時期か否かは
- 社内
- 社外
二つの観点から考えることができます。
①社内
細かい話ではありますが、賞与や退職金等、今の会社から受けられる会社貢献に対しての
対価はきちんと受け取って良いと思います。
例えば、賞与は退職日に在籍しているか否かが一般的な支給条件です。
そんな焦る理由もなく、何も考えず退職してしまうと、もらえるべきものが貰えなくなります。
基本、賞与・退職金については支給要件を確認しておきましょう。
②社外
①と繋がるものでもありますが、求人募集が豊富になる時期があります。
冬ボーナス支給後の退職者の増加、4月は新入社員が入社し一度募集が減り、ゴールデンウィーク明けに少し増え、次に増えるのは夏のボーナス後。といった感じです。
もちろん、行きたい会社の選考が始まっているのに、求人企業が増えるからと言って、待つ必要はありません。
ですが、選択肢は広がりますので頭の片隅に入れておくようにしましょう。
次の会社が決まるまでの金策
働きながら転職をするのであれば、問題ありませんが、辞めてから転職活動するのであれば
金銭的に次の仕事が見つかるまで大丈夫かどうかは気にしてください。
ひとり暮らしであれば、家賃、光熱費等の生活費はもちろんのこと、
お金はどんどん減っていくと思っていてください。
漠然と退職するというのは避けた方が良いです。
転職しない方が良い場合
よく検討した結果、それでも迷うというのなら、一度転職することを保留にしましょう。
体験談として転職後、前の会社に戻りたいという声も多く聞きます。
辞めるのはいつでもできますが、退職してから前の会社に戻るのは難しい場合もあります。
(中には、いわゆる出戻り歓迎の会社もあります。)
自分ではもうどうも判断出来ない時には、過去に同じ会社を退職していった人・友人のアドバイスを
取り入れるのもひとつの方法です。
まとめ
- 転職する前理由を明確にし、解決できるものなのか否かを判断する
- 転職するタイミングに適しているか、社内・社外ともに確認する
- 転職できるまで金銭的に問題ないかを確認する
- 検討した結果、転職することの決意はっきりしないうなら保留にする
さいごに
転職したい。でも、違う会社に行っても今より良くなるかわからない。
そんなことを考えていると、本当に憂鬱になりますよね。
ですが、後悔しないためにも真剣に考えて結論を出しましょう。
また、現状を打開する勇気を出すことで、道が開けることもあります。
続ける・辞めるどちらにしても行動することが重要です。
1.転職したい理由は何か
2.転職に適した時期なのか
3.次の会社が決まるまでの金策
4.転職しない方が良い場合
5.まとめ
6.さいごに