仕事は頼まれると損?意味と断り方
なんだか仕事の負担がどんどん大きくなっている。
自分ばかり色々な仕事を頼まれている気がする。
こんな状況に陥っていませんか?最近では働き方改革が推進されている世の中のせいもあって、仕事を頼まれると損だという声も多く耳にします。
今回は任される仕事が増えると損なのか、また、仕事の上手な断り方についてわかり易く解説していきます。
仕事を頼まれることは損ではない
結論から言ってしまうと、仕事を頼まれる人は損をしている訳ではありません。それは、その仕事の経験を通して、あなたがスキルアップ、レベルアップできるからです。ただし、あまりあなたの為にならない仕事を与えられ続けているケースもあようであれば注意が必要です。
特にやったことのない仕事、自分には難しいと感じる仕事を与えられた時には、積極的に取り組んでみましょう。
- 新しい仕事をすることで得られること
それは間違いなく、経験です。視野も広がり、業務の範囲が広がることで自信に繋がっていきます。また、上司から見た時にも、色々な業務に対応できる部下は信頼するでしょう。
特に上司からの依頼であればそういった期待を込めて、あなたに仕事を任せることもあるでしょう。
- 自分がやることで会社の為になる
依頼を受けるということは必要であるからです。もし、あなたが仕事を断るとすれば、他の誰かが担当しなければなりません。そもそも、あなたにその仕事を依頼してきた相手が上司であるのならば、職場の中でその業務を担当してもらうのに、あなたが適任である、業務分担としてバランスが良いといったことも考えられます。
- あまり為にならない仕事とは
では、あまり為にならない仕事とはどういう仕事かというと、ゴミ出し、掃除等、頭を使わず行う業務を繰り返していることです。しかし、前述しているように、自分がやらないということは誰かがやることになります。
なんでもかんでも抱え込めば良いという話ではありませんが、誰かに負担がいくということは忘れないようにしましょう。
仕事の上手な断り方
明らかに与えられた仕事が自分にとってはオーバーワークに繋がる、いわゆる雑務であり、誰でもできる仕事であるといった場合の上手な断り方についてです。
上司からの仕事の依頼
- 明確な理由を述べる
日頃から業務のスケジュール管理はできているでしょうか。まずは、あなたの今担当している仕事の内容を整理してみましょう。そうすることで、業務を受け入れられる余力があるのかどうかを検討します。常に管理ができているのであれば、具体的に
“○○プロジェクトの役員報告が来週に迫っていて、その事前打ち合わせでこれから日々時間が取られてしまう為、他の方にお願いできませんでしょうか?”
他に任されている重要な仕事がある旨を伝えましょう。上司が部下の仕事の状況を把握しているのは当然だと思う方もいると思いますが、日頃から進捗報告が行えているか、いつがピークに忙しいか等は、担当者も積極的に共有していくのが望ましいです。
理解を示しつつ、自分の意見を述べることはこういったケース以外でも重要となります。
同僚からの依頼
- 上司からの依頼であるか確認する
同僚から仕事の依頼があった場合は、安請け合いする前に、そもそも職場としてそのような指示系統がOKなのかをまず確認します。その職場の管理者やリーダーが業務を割り振っているのであれば、担当者間で業務替えすることは望ましくありません。
それは、業務分担のバランスや、その業務を覚えてもらいたいという上司やリーダーの意に反するかもしれないからです。
同僚から依頼を受けた場合には、やんわり管理者の確認をとっているか聞いてみましょう。勝手に業務を引き受けてしまえば、自分はもちろんのこと、同僚に対する上司の信頼を下げてしまうことにも繋がり兼ねません。
もし、確認をとっていないようであれば、優先してやるように受けている仕事がある旨などを説明し、上司に相談してみるよう促しをしてみましょう。ただ、無理と答えるより、同僚に与える印象も良くなります。
周囲に協力を依頼する
会社自体の社員数が多くない、もしくはあなたの職場の人員が少ない場合は特に、結局のところ頼まれた仕事は自分が担当しなければならなくなるでしょう。そうなった場合、もちろん自分で完結することが望ましいですが手一杯になりそうであれば、周囲に協力を依頼しましょう。
あくまで協力を求めるのであって、相手の全てを任せてしまうのはNG です。
また、前述している通り、上司からの依頼であれば、状況の報告をしてフォローを求めるようにして良いかを聞きます。
快く引き受けてくれた同僚や後輩に対しては感謝の言葉と、逆の立場となって場合は進んで協力するようにしましょう。職場内での人間関係を良くすることにも繋がっていきます。
まとめ
今回は仕事を振られる、与えられることは損なのかについて説明してきました。
- 仕事を頼まれることはスキルアップ・レベルアップに繋がる
- 仕事の幅が広がればその分チャンスも広がる
- 自分がやることで会社の為になる
- 仕事は誰かがやらなければならない
- 断る際は現状を整理、担当できない理由を明確にする
- 同僚からの依頼を受けた場合は上司が把握しているかを確認
- 自分で抱えきれない場合は上司へ相談、周囲への協力を仰ぐ
- 周囲への感謝と助け合いの心も忘れずに
さいごに
精神論と感じられる方も多いかもしれませんが、ポジティブな思考を持つことで仕事もうまくいくようになることはとても多いです。
仕事を与えられたらまずは可能な限り、前向きに引き受けてみましょう。出来ない理由を並べるのは簡単です。ですが、会社という組織に属している以上は、管理者の指示に従って仕事をしていかなければなりません。色々な業務に携わっていくことで、自己成長にも繋がっていきます。
ただし、あまりに理不尽な業務分担である場合や、強引な押しつけ、嫌がらせのような場合は注意が必要です。そのような状況が続くようであれば、相談窓口や人事部門へ相談を持ちかけるようにしましょう。
1.仕事を頼まれる人は損ではない
2.仕事の上手な断り方
3.周囲への協力を依頼する
4.まとめ
5.さいごに