ブラック企業の見分け方
入社してからブラック企業だとわかった。とてつもない後悔。
私もそんな経験した者のひとりです。
しかも私の場合は知り合いに紹介してもらった会社でしたので、尚更ショックでした。
少しでも入社後のギャップを減らす為に、就職・転職活動をする時
ブラック企業を見分ける方法を簡単に解説していきます。
求人内容からブラック企業を見分ける
まず着目すべきなのは、求人内容等の情報です。
- 常に求人募集している
- 高待遇である(給与額が高い、賞与年3回等)
- アットホームな職場ですというキャッチコピーがある
- 社員の半数以上が中途
常に求人を募集している
人が集まらない、決まらない、または採用出来てもすぐ辞められてしまう可能性が高いです。
高待遇である
求人情報を調べていると、おおよそ地域、業種によって給与額の相場がわかってきます。
相場より明らかに高額な給与や、賞与回数、臨時ボーナス等が提示されていた場合は
相当過酷な職場であることがわかります。
アットホームをアピールしている
アットホームな職場=人間関係が良好。
近年、コミニュケーションに不安を抱える方は多く存在します。
また、人間関係がうまくいかず、転職をする人も非常に多いです。
そこにスポットを当てて、応募者数を伸ばそうというのがこの作戦です。
ですが、大抵はアットホームは程遠いです。
例外も存在しますが、少人数の職場の場合です。
社員の半数以上が中途
設立したばかりの企業であれば別ですが、中途社員が多数活躍しています。というフレーズにも
注意しておきましょう。
中途が多い=新卒が定着していない
離職率が高い
上記のような理由が考えられます。
中途社員が多数であることを強調するのは、これも転職者の応募を集める手段です。
インターネットでリサーチする
最近では企業の評判をネット検索するのは当たり前となっています。
【○○企業 評判】 【○○企業 ブラック】という検索ワードで
自分の受ける会社の在職者、離職者からの本音の意見を聞きたいというのが狙いです。
年代、現在就いている職種、評点等が掲載されているパターンが多いです。
求人内容に記載されている職種名や概要ではイメージが掴めない時に
リアルな業務内容を知ることは有益だと言えます。
例:開発設計職
3DCADを使って設計を行うことが主な業務ではなく、実際には人手が不足しており
製造作業の手伝いがほとんどとなっていました。
上記のような具体的なコメントが書かれているものもあります。
求職者にとってはなるほどと思えるような内容もあるでしょう。
しかし、この情報収集の信頼性は低い場合もあるということは忘れないでください。
信頼性が低い可能性の理由
基本的に退職する人というのは、
その企業に何かしらの不満がある、もしくは飛躍の為に会社を辞めます。
悪いところや不満が全くないと感じていたら、辞めません。
ですので、その会社に抱いているマイナスのイメージを言葉にしています。
それに加えて、ネットに会社の感想を投稿する訳ですから、それなりの想いがあると思ってください。
極端な言い方をすれば、「一言物申してやりたい」と思っている状態で書いています。
つまり、本当にその通りということもあるでしょうが、
あくまで個人的な意見として、参考情報として目を通してみてください。
その中でも信頼性が比較的高いコメントの見つけ方
有効に活用する方法としては、なるべく信頼出来そうなコメントを探すことになります。
その方法は以下の2つです。
①不満コメントと併せて、良いところも挙げている
例:基本的に自分で仕事をできる会社ではなく、提案をさせてもらえる機会はありませんでした。
一方労務管理は徹底されていて、ほぼ全社員定時で退社していて、プライベートの時間が取れる
点はすごく良かったと思います。
このように、良いところと悪いところの両方が書かれていると、冷静に感じたことを書いていると言えます。
また、そのマイナスポイントが気にならなければ
あなたにとっては良い会社となるかもしれません。
②複数の人が似たような内容について書いている。
例:他の方のコメントにもありますが、一部のベテラン社員の態度が酷く
精神を病んで辞めていく方が多く、長く勤めるのは難しいと感じました。
他の方のコメント・・・というフレーズによって同じようなマイナスポイントを感じていることがわかります。
一人の意見より、複数の方が同じ内容を書いている方が事実の可能性が高まります。
上記の①・②のような書き方のコメントは信頼性が増しますので参考にしやすいです。
選考中に見極める
個人の感覚に頼る部分も大きいのですが、選考の時にここはチェックして置いた方が
良いと思うことを説明します。
- 説明会や面接までのやり取り
- 実際会社に行った時の印象
- 面接の時に感じた印象
①説明会や面接までのやり取り
今はWEBエントリーが主流になっていますので、採用担当者とのやり取りが
WEB上のメッセージやメールでが行うことが多いでしょう。
その際のレスポンスの速さ、こちらへの問合せに対して、的確な回答が返ってくるかを
みてみましょう。
数日回答がない、文面が不誠実な場合はあまりおすすめしません。
②実際会社に行った時の印象
説明会や面接が決まり、会社に直接行った際には
採用担当者の印象は当然ですが、その会社で働いている人の雰囲気も見るようにしてください。
自分から挨拶するのが求職者の基本ですが、きちんと挨拶を返してくれるかや、その時の表情を見てください。
緊張しているあなたをその会社はどのように迎えてくれるか。
直感的にどう思ったかを覚えておくと、最終的に他の会社と比較する時の材料にもなります。
どこか暗い、負のオーラのようなものを感じたら要注意です。
また、従業員数が少ない会社では、自分がその雰囲気に馴染めなければ逃げ道がありません。
③面接の時に感じた印象
面接は何も採用を決めるだけの場ではなく、
あなたもその会社を選ぶ機会だということを忘れないでいてください。
少ない回数、短い時間な上、緊張までしている状態での面接で答えることに精一杯に
なるでしょう。そんな中でも面接官の印象で感じ取れるものはあります。
特に上司となる面接官は入社後、自分も接する機会も増えますから良く見るようにしてください。
まとめ
ブラック企業に見分け方としておすすめ方法をまとめました。
- 求人内容をチェックする
常に求人が出ている
やたらと高待遇
中途社員が多い、アットホーム感を強くアピールしている
- ネット評判をチェックする
コメントの中で複数の方が同様の内容を投稿している場合は信頼度が上がる
良い点、悪い点の両側を書いている方の内容は参考となる可能性が高い
- 選考中に見極める
メッセージやり取り内容(レスポンスの速さ、内容)
実際の会社や働いている人の雰囲気(挨拶への返答、いきいきしているか等)
面接官の印象(直属の上司となる人、経営者層から感じ取れる雰囲気等)
さいごに
今回はブラック企業の見分け方として簡単に説明していきました。
選び過ぎると決められず、焦る気持ちも出てしまうと思います。
ブラック企業と言っても、いろいろなブラックさがあり、
あなたにとって何がブラックなのか
就職・転職先の会社に対して、譲れない条件は何なのか
を考えておくと良い意味での妥協点が見えてくると思います。
100%自分にマッチする完璧な会社はほぼ存在しません。
ですが、良いところが自分の望むポイントと一致していれば
悪いところもそんなに気にならなくなっていきます。
選び方を失敗しない為にも自分の求める重要ポイントはしっかり持っておくようにしましょう。
1.求人内容からブラック企業を見分ける
2.インターネットでリサーチする
3.選考中に見極める
4.まとめ
5.さいごに