高偏差値大学卒は就職に有利?学歴差の埋め方

高偏差値大学卒は就職に有利?

立派な大人になる為に、しっかりと勉強して、良い大学に行きなさい。そして、良い会社に就職して幸せな人生を歩みなさい。

よくドラマで親から子にこんなセリフを耳にします。実際に、親や家族から同じようなことを言われた記憶がある方もいるのではないでしょうか。

今回は高偏差の大学を卒業すると就職に有利となるのかについて解説していきます。

この記事の内容

1.学歴社会の現状

2.高偏差値が有利な場合

3.就職してからの現実

4.学歴の差の埋め方

5.まとめ

6.さいごに

学歴社会の現状

結論から言ってしまうと、学歴が就職に有利となるかは『なる』です。

それは、スタートラインに立てる立てないの問題が一番大きいです。

そもそも、偏差値の高さという視点ではなく、学歴として大学卒業以上でないと、書類応募すら受け付けてくれない求人は多数存在します。大学のランクでMARCH以上かそれ同等でないと書類選考で通らないという企業もあります。

いわゆる人気企業は、ある意味、処理が億劫な程求人への応募が殺到します。

学歴というフィルターをかけて、選考をスムーズにし、採用にかかる時間を削減するという狙いがあります。

また、大学まで卒業している方が、学びから逃げ出さすに頑張ったという解釈もあります。勉強が好きという人は多くありません。それは社会に出てからも同じで、やりたいことだけやってお金を稼げているのはほんの一握りしか存在しません。

採用し、入社した人材が会社の采配で色々な業務に携わるとした場合、やり遂げることができるか、根気よく続けていけるかを判断する指標の一つとして考えています。

大学を卒業していた方が選択肢は圧倒的に広がります。

また、最終学歴が高校卒業だと、そもそも入社時から賃金差が生じる場合もあります。

高偏差値が有利な場合

高偏差値の大学を卒業していると有利に働くのは、すでにネタバレしてしまっていますが、一流企業や、人気企業への就職・転職場合です。

最終学歴が大卒以上の方は多く、それだけでは優位に働くとは言い難いです。実際のところ、偏差値が高い=仕事が出来て優秀かといえば、現役採用担当者の私も疑問を感じます。

例えば、面接試験が同点数で、人物としての魅力も甲乙つけがたいとしたら、高偏差値の方が採用を勝ち取る可能性はグッと高くなるでしょう。

例えば、洋服を買いに行ったとして、値段も素材もシルエットも全く同じもので、一つは超有名ブランド、もう一つは聞いたこともないようなブランドだとしたら、有名ブランドを選択される方がほとんどだということは想像がつくと思います。

学生時代の学業を頑張った人=優秀な人材

このようなブランディングがなされる訳です。

最近では初任給も一律でない会社もあります。メルカリやサイバーエージェント等も初任給一律としない新卒採用を取り入れています。

インターンや学生時代の研究成果等も反映して初任給を決定していますが、高ランク大学を卒業していることも、初任給決定の一つの材料となっているでしょう。

就職してからの現実

ここまでは就職するまでの話でしたが、就職してからの現実についても説明していきます。

高偏差値の大学を出た場合、エリートとして、いわゆる出世コースの職場に配属される会社もあります。

露骨に差別するようなやり方は、高偏差値大学を出ていない社員のやる気を削ぐことも考えられる為、公にしていない会社がほとんどです。

しかし、噂というものはすぐ広まりますので、特定の会社に配属された人物は高ランク大学出で、出世が早いという情報は遅かれ早かれあなたの耳にも入るでしょう。

高偏差値の大学を卒業していると、社会人生活、新天地でのスタートラインが優位となる可能性が高くなる可能性は高まります。

学歴の差の埋め方

受験で思う通りの結果を出せなかった、あまり学業に専念出来ず、大学入学後に勉強の重要性がわかってきたという方は非常に多いです。私は、社会人になってから気づいたタイプです。

過ぎてしまった時間は取り戻せませんが、気付きをチャンスと考え、頑張ることは無駄にはなりません。

入社前の場合
  • 何か突き抜けるもの(強み)をつくる

誰よりも優れている方がもちろんベストです。しかし、そこまでの何か極端にズバ抜けて秀でるものは必要ありません。例えば、事務職希望であれば資料造りにExcelのテクニックを身につけておくのも良いですし、企画職を目指すのであれば、プレゼン資料造りにPowerPointをマスターしておくのも良いでしょ

入社後の場合
  • 求められている仕事を把握して打ち込む

サラリーマンである以上、求められている業務に対して成果を挙げる必要があります。社風によるところもありますが、入社後は学歴差はあまり関係なくなっていきます。とにかく成果を挙げることにこだわりを持って、全力で頑張ってみましょう。会社勤めが始まってしまえば、学歴のハンデで劣等感を持つ必要はありません。

入社前・入社後共通
  • 新しい学びを取り入れ知識を得る

入社前、入社後に関係なく、学ぶということは知識を得ることで応用力を高め、仕事の幅を広げるのにも有効です。また、知識が増えると自身もついてきたり、会話が弾むようになったりとそれだで話上手になれる訳ではありませんが、コミュニケーション活性化に繋がることもあります。

何か目標を設定しないと学ぶ気が起きないという方は、資格試験に合格するというゴールを置いても良いです。出来れば、現在の職場で活かせそうな内容の資格取得に向けて頑張ってみると、仕事を続けていく上でもプラスになっていきます。

まとめ

  • 学歴は就職活動で有利となる
  • 一流企業では高偏差値大学出身でないと書類通過出来ない場合もある
  • 高ランク大学出身者は出世コースに配属される等、待遇差が生じる場合もある
  • 学歴の差は強みでカバー。学びで知識を得てスキルアップする
  • 現状で最大限のパフォーマンスを発揮する【結果を出す】

さいごに

志望先によりますが、高偏差値の大学出身であることは有利に働くことはあっても不利に働くことはありません。

社会人になってからも履歴書の最終学歴はついて回ります。職歴が素晴らしければ、あまり学歴には目が行きません。中には社会人になって大学を通い直す人も増えています。しかし、仕事を続けながら学業も続けていくというのは体力、根気も必要です。

高偏差値、高ランクの大学出身ということはステータスとなりますが、何か強みをつくる、知識を深めることでその差を埋めること、追い抜かすことは充分に可能です。

実際にサラリーマンとして仕事をしていくと、机の上の勉強だけではない、対応力や発想力等、様々な力を求められる機会があります。

学校での勉強と知識を得る為の勉強は似ているようで違います。まずは本を読んでみることから始めて、興味のあること、自分の将来に繋がりそうなことへの知識を深めていくのがおすすめです。

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