職場のいじめや嫌がらせ対処
職場での嫌がらせ、本当に嫌ですよね。
実際に私も経験しているのですが、子供の頃に受けたいじめとはまた違った辛さがあります。むしろ、大人になってからの方が、プライドや背負うべきものがあり、逃げようにも逃れず、どんどん自分自身を追い込んでしまう気がします。
今回は職場でいじめや嫌がらせに遭った際の対処方法について簡単に説明していきます。
いじめや嫌がらせの種類
会社内で受ける嫌がらせやいじめにはどんなものがあるでしょうか。
- 仕事の押しつけ
- 言葉の暴力
- 悪い噂の吹聴
- 無視
これらが一般的ないじめ、嫌がらせになってくると思います。特に最近ではパワーハラスメント等、○○ハラスメントが広まっており、色々当てはめていくと、ほとんどがハラスメントに結びついてしまうのではと思うところもあります。
ですが、ハラスメントにしても、いじめや嫌がらせにしても、受けた当人がどう感じるかの問題です。
つまり、いじめや嫌がらせを行ってきた相手が
自分はそんなつもりで接した訳ではない。という言い分は通用しません。
基本的には立場の強いものから、弱いもの。会社で言えば、上司や先輩から部下・後輩に対して行われることがハラスメントの大半です。
まずはハラスメントかどうかという判断より、他人の行為によって、自分自身が苦痛を受けているかいないかで考えると良いと思います。
受けた内容を記録しておく
いじめや嫌がらせはすぐ終わらない可能性や、再発する可能性もあります。自分自身でいじめや嫌がらせを受けたと感じたら
- いつ
- どこで
- 誰に
- どのように
- なぜ
手帳やのノート、PC上のメモでも良いので、記録しておくようにしましょう。いざ相談を持ちかける際に順を追って、事実を説明するのにも必要となります。
相手側の立場になって考えてみる
実際にいじめ、嫌がらせを受けると冷静でいられなくなります。
ここでは、前述の『なぜ』が活きてきます。
なぜ、相手は自分に対していじめ、嫌がらせを行うのか相手側の立場になって考えてみましょう。もし、そこで明らかに自分のせいでもあるなら、そこを正すようにしましょう。
それだけで、良好な関係とはなれなくても、いじめ、嫌がらせ行為が抑制される可能性もあります。ただ、一度持たれてしまった印象を払拭するのは、難しいと思っていた方が良いです。
社内相談窓口に報告する
最終段階として、自分が受けた、いじめや嫌がらせの内容を相談します。ここで重要となってくるのが、相談の仕方とどこの誰に相談するかです。
相談内容は事実と相手の視点も取り入れる
ここまで、自分が受けたいじめや嫌がらせを記録した方が良いとしてきたのはここで重要となってくるからです。曖昧な報告は信憑性が薄れてしまい、あなたが一方的に被害者だとしても、信頼度が下がってしまうこともあります。相談時にする報告は、事実を伝えることと、相手の視点も取り入れてみると良いです。
例えば、自分の仕事が遅く、○○さんにも迷惑を掛けていたので、このような事態に繋がったのかもしれません。
事実と、あなたに非があるのであれば、それについても報告することができれば、解決策を検討する側もあなたの主張を受け止め、解決に向けて動いてくれるはずです。もし、口頭でうまく説明できる自信がなければ、書面にして見てもらいながら説明するか、要点をまとめたメモを用意してそれを見ながら話すと良いです。
会社に相談窓口が設置されている
ハラスメント向けの相談窓口と兼ねて、従業員向けの相談が設けられているのであれば、そこに相談するのがいちばんです。原則、本人の了承を得ずに相談内容を開示することはありませんから、安心して打ち明けることが出来ます。
会社に相談窓口が設置されていない
上記のような窓口がないという場合は、直属の上司、人事部門の社員等、信頼できそうな人に相談を行ってください。
相談相手を間違えると
社内に相談窓口がない時、相談相手は適当に選ばないようにしましょう。退職覚悟であれば、気にすることはないかもしれませんが、口の軽い同僚や噂好きな人に軽々に打ち明けてしまうと、解決出来た内容をこじらせてしまう可能性もあります。今の会社で仕事を続けていきたいのであれば、慎重に行動しましょう。
まとめ
職場で嫌がらせを受けた場合の対処方について説明してきました。
まとめていきます。
- いじめや嫌がらせに該当するかは自分の感覚で良い
- いじめや嫌がらせを受けた内容は出来るだけ時系列に記録しておく
- いじめや嫌がらせを受ける原因を相手の目線で考えてみる
- 相談時の報告は事実をしっかりと伝え、自分に非がある場合は認める
- 相談相手は慎重に選び、社内窓口等があるのであればそこを頼る
さいごに
大人になってもいじめや嫌がらせがあるなんて、うんざりだと思います。ですが、実際、それが苦でせっかく勤めていた会社を退職する人も非常に増えています。
もし、あなたが“自分が我慢すればいい”や“自分なんていなくなればいい”と
心を追い詰めてしまっているようなら、すぐに相談するようにしましょう。
相談した結果、何も変わらないようであれば、その時は退職・転職を本格的に考えてみましょう。
1.いじめ・嫌がらせの種類
1.受けた内容は記録しておく
2.相手方の立場になって考えてみる
3.社内の相談窓口に報告する
4.まとめ
5.さいごに